情報
今年最初のブログです。今月は講演会でお話しいただいた作家、
五木寛之先生のお話からシリーズで書こうと思います。
講演依頼の中で最近多いのがIT情報関係企業からだそうです。
五木先生は原稿もいまだにコクヨの400字詰め原稿用紙に手書きで出版担当者に取りに来てもらう古いタイプのアナログ人間。しかし、そのIT関係者たちの言う「情報」の意味におおきなズレがあることをお話しいただきました。つまり、彼らの言うところの情報は「数字・統計などをさしていますが本来、情報の「情」は「こころ」を指すものであった。例えばあの日露戦争のときを例にすると、情報のランクが上から「松」「梅」「竹」で分けられていて、武器や兵士の数量の情報は、何と「竹」で兵士たちの士気、つまり「戦う心」の情報はトップシークレットだったのです。数字や統計上のデーターは参考にするがそれは決定的な判断材料にならず、最終的には人の「こころ」が重要なことであったことを語られました。ビジネスの世界も大切なことは、関係するすべての方たちの「こころ」を思い量ることが何よりも優先されるのです。
OKADA
2011年1月19日(水) PM2:56
2011年1月19日(水) PM2:56