PSYの特性試験
曲げ試験
PVC製敷板は「割れやすい」「一般廃棄できない」と他社メーカーの比較広告にございましたので、検証試験を行いました。
試験機 | RM社製(空圧式ストッパー、ダイヤルゲージ測定mm/分) |
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試験片 | W15xL150xT13mm |
ウェイト | 2.25kg |
結果 | 7.4mm/分(PSY)、0.49mm/分(海外輸入製品<PE製>)、 0.54mm/分(弊社PSK<PE製>)、1.09mm/分(国内他社製品<PE製>) |
数字が大きいほど柔軟性に富み、割れにくさにつながります。このことからPSYはPE製と比べ極めて高い柔軟性を持ち、下地に馴染み割れにくいことが示されております。ちなみに硬さを強調している海外輸入製品と当社のPSKはほぼ同じ数値となっております。利用用途に応じてPVC製品とPE製品等のバリエーションを取り揃えることは現場主義から必然と捉えております。そして、その根幹には天然資源の消費を抑制し環境への負荷が出来る限り低減される社会を目指した製品の企画と製造が私たちの責務と考えています。
燃焼試験
樹脂製敷板を屋内でご利用頂くことも多くあるため、PVC製であるPSYとポリエチレン製の他社製品の燃焼試験を行いました。
試験機 | W15xL150xT13mm |
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試験方法 | 試験片を同時にガスバーナーで下から着火。着火した時点でバーナーを止め燃焼状態を確認。 |
結果 | PSY(PVC製):一度着火するがバーナーを止めると同時に消火(自己消火性) 他社製品(PE製):バーナー消火後も垂れながら炎を上げて燃え続ける(燃焼性) |
これは、それぞれの樹脂の性質が示す結果ですが、これらをご理解頂いた上で用途に応じてご利用いただくことをおすすめします。弊社PSK(硬質タイプ)もPE製でありますが、不燃性を持たせるべく改良を進め、日々その使用を向上させてまいります。